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【最愛】犯人は加瀬だった!なぜ過去と現在の事件が起きたのか解説

ドラマ

「最愛」ネタバレ!犯人加瀬を梓がかばった理由は?なぜ過去と現在の事件が起きたのかお伝えしていきます。

 

吉高由里子さん主演の金曜ドラマ「最愛」は複雑な事件を描いたドラマです。

12月17日に放送された最終回では、現在の連続殺人事件の犯人はもちろん、15年前の事件の真相も全て明らかになりました。

過去の遺体遺棄共犯者も、現在の事件の犯人も全て弁護士の加瀬(井浦新)でした。

 

この記事では、ネタバレを含めて15年前の過去の事件詳細や、現在の連続殺人事件の詳細と登場人物の想いを考察してお伝えしていきます。

 



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ドラマ「最愛」の原作モデルは漫画や小説?

ドラマ「最愛」は漫画や小説などの原作がない、完全オリジナルドラマです。

脚本を手掛けた奥寺佐渡子さんの代表作は「リバース」や「Nのために」があります。

少し作品の雰囲気が似ていますよね。

「最愛」のあらすじと見どころ

初めにメインの登場人物3名について紹介しておきます。

  • 真田梨央(吉高由里子)…過去の失踪事件から現在の連続殺人に至る一連の事件の重要参考人となった実業家
  • 宮崎大輝(松下洸平)…梨央の初恋の相手で、事件の真相を追う刑事
  • 加瀬賢一郎(井浦新)…梨央の会社の法務部に所属し、心を寄せる彼女を守り抜こうとする弁護士

「最愛」はこの3人を中心に展開するサスペンスラブストーリーです。

 

 

事の始まりは2006年。

当時高校3年生だった真田梨央(当時は朝宮梨央)は父が寮父を務める白山大学陸上部の看板娘でした。

当時陸上部の大学3年生の宮崎大輝と恋仲になりましたが、その後に起こる失踪事件と梨央の大学進学で離れ離れに。  

 

15年後、実業家として世間から注目を集めている梨央。

そんな梨央の前に過去の事件関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに過去の事件が再び動き出し、現在の連続殺人事件へと繋がっていきます。  

 

見どころは、立場の異なる2人の男性が、1人の女性をめぐりどのように向き合い、どのように事件の真相に迫っていくのかというところです。

 

目が離せないスリリングな展開とタイトルにもなっている登場人物それぞれの“最愛”に注目です!    

 

「最愛」の連続殺人事件・失踪事件の内容

ここからは本作の軸となる事件の内容を、過去の失踪事件と現在の連続殺人事件に分けて解説していきます。    

「最愛」15年前の過去の失踪事件とは

15年前の失踪事件については1話と2話でほとんど明らかになりました。

まず、失踪したのは白山大学大学院生の渡辺康介(朝井大智)でした。

彼は事件から15年後、富山県の山中で白骨化した死体で見つかっています。

 

渡辺康介が失踪した日は白山大学陸上部のチームが駅伝の東海予選で優勝した日でした。

梨央の父、朝宮達雄(光石研)は組合の会合、大輝は姉の結婚式、長嶋透(金井成大)以外の陸上部メンバーは大会の打ち上げで寮を空けていました。

 

寮に残った長嶋は友人の渡辺康介と陸上部マネージャーの青木菜奈(水崎綾女)などを呼び、大麻を吸っていたのです。

大麻パーティーが行われていることは知らず寮の食堂で受験勉強をしていた梨央は康介から飲んでいたシチューに薬物を盛られ、昏倒したのでした。

 

 

ドラマ2話では、紛失していた梨央の弟・優(柊木陽太)の携帯電話が父・達雄の荷物の中から見つかり、その携帯電話に保存された動画から梨央が昏倒した後のことが明らかになります。

 

康介が梨央を別の部屋へ引きずっているところを優が見つけ、携帯電話で動画を撮りながら何をやっているのか尋ねます。

康介は梨央を襲おうとしているところを動画に撮られてしまったので、優から携帯電話を取り返そうとしました。

 

一方、優は携帯電話を取られまいと、ロープ止めの鉄杭を武器に抵抗します。

ここでもみ合いになった末に、ロープ止めの鉄杭が康介の右の下腹に刺さってしまいます。

 

そして、康介がバランスを崩して倒れたことにより、死体発見後の写真に写っていたように骨盤に傷がつくまで深く刺さってしまったのでした。

 

 

康介は傷を負った後、携帯電話の動画を消すために息絶え絶えになりながら、倒れた梨央の所にいる優の元へ這っていきます。

そして梨央の体の上で意識を失いました。

この為、1話で梨央が着ていた服に付いていた血が不自然だったのです。

 

また、翌日朝4時に梨央の父である朝宮達雄が泥だらけで寮へ帰ってきています。

 

15年前の失踪事件の犯人は朝宮優・朝宮達雄・加瀬さん

15年前の失踪事件については、渡辺康介を殺害した犯人は梨央の弟である朝宮優、康介の遺体を遺棄した犯人が梨央の父である朝宮達雄と弁護士の加瀬賢一郎でした。

 

失踪事件の被害者である渡辺康介は、が武器として持ったロープ止めの鉄杭が取り合いになった勢いで腹部に刺さりました。

その後転倒してさらに深く刺さり梨央の上で意識を失います。

 

このことから、殺意はなかったものの、康介が死に至る原因を作ったのはであると言えます。

優はこの件で警察での拘留を経て不起訴処分となりました。

 

 

一方、渡辺康介の遺体を埋めに行ったのは、朝宮達雄でした。

これは5話で、達雄がパソコンに残した動画から明らかになりました。

達雄は遺体遺棄の罪で書類送検されました。

 

そして、遺体遺棄の共犯者となったのが加瀬賢一郎でした。

加瀬はこの日、達雄と梨央の東京での暮らしについて話をしていました。

達雄が外出の理由を組合の会合と言っていたのは嘘だったということになります。

この点はもう少し早く怪しまれてもよさそうだと個人的には思いました。

 

5話の過去回想で達雄と犯行後の優が抱き合って泣いているシーンで人影が映っていることが気になっていましたが、この点は最終回で線上回収となりました。

 

15年前の事件の遺体遺棄共犯者は左利きで大ちゃんとの予想多数

5話の過去回想で渡邊康介の遺体を埋める際に南京錠を掛けるシーンがありますが、左利きの人物が南京錠をかけていると見る人が多かったようです。

実際にはこの手は加瀬の手ということになるので、ちょっともやっとする結末となりました。

 

また、渡辺康介の遺留品から、宮崎大輝から梨央が受け取ったお守りが出てきた点については、最終回ではさらっと登場したシーンで解決しました。

このお守りが原因で事件と大ちゃんの関与に疑いがあったのですが、単に渡辺康介が梨央から奪って持っていた、というだけのことだったようです。

 

気になる遺留品とも言われていましたし、大ちゃんもこのことを警察の人に話していなかったので気になるところでしたが、完全に匂わせのための設定でした。

 

「最愛」現在の連続殺人事件とは

現在の連続殺人事件としては、2つの事件が起こっています。

1人目の被害者は渡辺康介の父、渡辺昭、2人目の被害者はフリーライターの橘しおりです。

それぞれの事件について詳しく解説していきます。

1人目:渡辺昭殺人事件

1人目の被害者は渡辺康介の父、渡辺昭でした。

それは渡辺康介の白骨化した死体が発見され身元が判明してから10日後の出来事でした。

 

系列を整理していきます。

  • 7月末頃:富山県の山中で発見された白骨化死体が渡辺康介であることが判明。同じ頃、渡辺昭が長嶋の元に聞き込みに訪れる。
  • 7月31日夜:渡辺昭が後藤信介(及川光博)と接触。
  • 8月2日23時頃:渡辺昭が真田ウェルネスを訪れ梨央と接触。
  • 8月4日0時頃:渋谷の芝池公園で昭は梨央と何か話した後、優と揉み合いになり東側の池に落ちる。
  • 8月4日0〜1時頃:自力で東側の池から上がった後何者かに西側の池に落とされ死亡。死因は溺死
  • 8月4日5時頃:昭が芝池公園の西側の池で遺体で発見される。

 

梨央の弟、優(情報屋の正体)が渡辺昭を殺害したかのような映像については、

その犯行動画の音声や、池に突き落とした後に昭が自力で池から上がってきたという目撃証言から優は昭を殺害した犯人ではないとして不起訴となりました。

 

優が渡辺昭に渡した旧札の500万円の出どころは後藤(及川光博)でした。

本人は言葉にして認めていませんが、その反応が答えでしょう。

8話で登場した真田グループの後藤しか使っていない別荘に大量の旧札の現金が保管されていました。

2人目:橘しおり殺人事件

第7話の最後では第2の殺人事件が起こりました。

真田ウェルネスのペーパーカンパニーについて調査していた、フリーライターの橘しおり(田中みなみ)がビルから転落し死亡しています。

 

橘しおりは過去、法都大学で陸上部のマネージャーとして2006年の白川大学との合同合宿に参加していました。

そして渡辺康介から暴行を受けた女性の1人で、当時唯一告訴した女性が橘しおりです。

 

橘しおりは梨央を恨んでいました。

自分は15年前康介から暴行を受け両親は離婚し大変な人生を送ってきた。

でも自分が暴行した日に出会った女の子は今や世界を変える100人の女性に選ばれるような存在になっている、と。

 

暴行を受ける前に橘しおりが梨央に助けを求めようとしたシーンは印象的でしたし、なぜ橘しおりが真田グループにそこまで執着するのかが明らかになりましたね。

 

現在の連続殺人事件の犯人は誰でその理由は?

現在の連続殺人事件の犯人は、加瀬賢一郎でした。

最終的には橘しおりの死亡推定時刻がずれ、アリバイのない人間が加瀬一人となりました。

 

渡辺昭については、優が息子を殺した犯人だと知った渡辺が、警察へ訴えようとしたことや、息子は大して悪いことをしていないという趣旨の発言をしたことから、加瀬は犯行に及びました。

渡辺昭に対する怒りはもちろん、優を守りたい想いや過去に自分が犯した罪の発覚を恐れて殺害したと思われます。

 

優がこの事件の被疑者となった時は、弁護士として全力で無実を証明するために奔走していた加瀬、優を守る一方で、自分を追い込んでいたことになります。

 

梨央と優への愛情が少し痛ましいくらいですね。

 

 

 

また、橘しおりの件については殺人ではなく、事故でした。

橘が書いた記事について公表を待つよう交渉しに行った加瀬ですが、アパートの非常階段部分で言い合いになります。

そして、足を滑らせた拍子に、橘が転落したのでした。

 

ただし、この時加瀬が救急車を呼んでいれば、橘が助かった可能性もあります。

しかし、そうなると事情聴取をされるなどして記事が公になってしまうことを恐れた加瀬は、記事の原稿を持ってその場を立ち去りました。

 

個人的には、なぜそこまで加瀬が梨央と優に愛情を注いでいたのかが気になりました。

過去に自分も親がいない家庭で育ったという話をしていましたが、まだ関係が深くなる前から強い愛情があったのはなぜなのか…

このあたりの設定は曖昧でしたね…

 

真田梓が加瀬をかばった理由とは

ここからは真田梓が加瀬をかばった理由について考察していきたいと思います。

 

まず、加瀬をかばったということは、事件の真相を知っていたということになります。

梓が加瀬を犯人と推測できた理由は2つあります。

 

まず一つ目としては、15年前の事件の日、加瀬が朝宮達雄と会っていたことを梓は知っています。

そもそも自分の代わりに加瀬に会いに行かせたのは梓でしょうから、しっかり記憶しているはずです。

 

達雄はすでに遺体遺棄の罪で書類送検されていて、犯した罪について梓は認識しています。

この時加瀬が一緒にいた可能性についても考えたと思われます。

 

2つ目としては、梓は加瀬を疑っていたため、ウェルネスホームのオープン記念のペンをなくしているかどうか注意して見ていました。

本人はなくしたことに気づいていなかったようですが、梓はそれに気が付いて自分のペンを加瀬のバッグにそっと入れました。

加瀬がペンを持っていて、梓が持っていなかったのはこのためです。

 

そして、この時に梓は加瀬が犯人であると確信したと思われます。

そのため、事情聴取の際に日付を言われただけですぐに橘しおりの事件の日と分かったのです。

おそらく、加瀬が犯人かどうか調べたからでしょう。

 

また、記者会見では梨央も家族も殺人事件には関与していないと明言していましたが、これは犯人が加瀬だと知っていたから自信を持って言えたんですね。

 

梓にとっての最愛は会社です。

そして、もちろん梨央のことも愛しているはず。

この両面から、加瀬の犯行を隠したかったのでしょうね。

加瀬が犯人だと知れたら会社の名前にも傷がつきますし、梨央がどれだけ傷つくかということも分かっていたのでしょう。

 

会社と子供達のために給付金詐欺の責任を取り、加瀬さんをかばった母、真田梓の愛に拍手ですね。

とても強い女性です。

 

ドラマ「最愛」の犯人は誰・事件詳細と考察まとめ

「最愛」ネタバレ!犯人加瀬を梓がかばった理由は?過去と現在の事件詳細についてお伝えしました。

内容をまとめておくと、

  • 最愛は漫画や小説が原作ではなく、完全オリジナルドラマ。
  • 過去と現在の事件の事件を紐解きながら3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。
  • 過去の事件は15年前に白山大学陸上部の寮内で起こり、渡辺康介が殺害された。
  • 過去の事件の犯人は朝宮優・朝宮達雄・加瀬賢一郎。
  • 現在の事件は渡辺昭と橘しおりが殺害された。
  • 現在の事件の犯人は加瀬賢一郎。

ということでした。

 

かなり考察が盛り上がったドラマでしたが、吉高由里子さんをはじめ、キャストの演技がとても素晴らしかったです。

結末を知った上で、もう一度出演者の演技に注目して視聴するのも面白そうです!

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コメント

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