オオバコ(サイリウム)を片栗粉で代用する時の分量は?注意点と失敗しない方法も合わせて解説していきます。
食物繊維が豊富で糖質量が少なく、満腹感も得られるというオオバコは、ダイエット食材として注目を集めています。
最近は飲み物に混ぜるだけでなく、ダイエットレシピの材料としてもよく見るようになりました。
しかし、オオバコを実際に販売している実店舗って少ないですよね。
そこで登場するのが片栗粉!
調理の際にオオバコと片栗粉は同じような役割を果たすと言われています。
また、反対に片栗粉の糖質を抑えるためにオオバコを使いたいという方も多いですよね。
この記事では、オオバコ(サイリウム)を片栗粉で代用する時、
反対に片栗粉をオオバコで代用する時、
それぞれの分量や注意点、失敗しない方法についてお伝えしていきます。
オオバコと片栗粉は相互に代用できる
オオバコと片栗粉は料理をする際にとろみや弾力をつけるといった似た役割を果たします。
レシピ等で代用可能という説明書きを見たことがある方もいると思いますが。
オオバコと片栗粉は相互に代用することが可能です。
オオバコが家にないため片栗粉で代用したい、
あるいは糖質量を減らすため片栗粉をオオバコで代用したいという場合などに便利ですね。
しかし、オオバコと片栗粉では粉の特性が大きく異なるため、代わりに使用する際には注意も必要です。
注意点については後ほど詳しくお伝えします。
量が多くても片栗粉はオオバコの代わりになる?
オオバコを使ったパンのレシピでは、おからパウダーが一緒に使われていることがよくあります。
糖質量の少ないおからパウダーですが、それだけだとパサつくことが多いため、
水を吸いやすいオオバコを一緒に使うことでもっちりとした食感を出すことができます。
オオバコはレシピに書かれている使用量が多くでも片栗粉で代用することが可能です。
また、反対にオオバコの使用量が少ない場合、多少のパサつきに目をつむることができれば、
オオバコを入れなくてもパンを作ることは可能です。
オオバコと片栗粉をそれぞれ置き換える時の分量はどれくらい?
片栗粉はオオバコよりも水を吸いにくい性質があります。
そのため、オオバコを同量の片栗粉で置き換えた場合、とろみやもちもち感が不足する可能性があります。
目安としては、オオバコ1g=片栗粉5g程度です。
- オオバコ10gを片栗粉で代用する場合:片栗粉50g
- 片栗粉10gをオオバコで代用する場合:オオバコ2g
ただし、全ての料理に共通するわけではないので、あくまで目安として捉えてください。
後から量を追加できるような場合には少しずつ様子を見ながら入れていきましょう。
オオバコを片栗粉で代用する時の注意点
オオバコと片栗粉は、カロリーや糖質量が大きく異なります。
また水の吸いやすさも異なるため、例えばオオバコは水を加えるとダマになりやすいという課題があります。
これらの注意点について、対処法も合わせて解説していきます。
オオバコと片栗粉はカロリーや糖質量がかなり違う
相互に代用できるオオバコと片栗粉ですが、カロリーや糖質量が大きく異なるため注意が必要です。
大さじ1あたり | グラム数 | カロリー | 糖質量 |
オオバコ | 10g | 0.59kcal | 0g |
片栗粉 | 9g | 29kcal | 7.3g |
片栗粉はオオバコと比較すると、カロリーも糖質量もとても多くなります。
特に糖質を制限している人などは、代用する際には注意しましょう。
また、オオバコの摂取目安は1日5g程度となっています。
オオバコはほとんどが食物繊維からできているため、摂取しすぎるとお腹がゆるくなることがあります。
摂りすぎには注意しましょう。
オオバコは片栗粉よりダマになる?ダマにならない対処方法とは
オオバコは非常に水を吸いやすい性質があるため、とてもダマになりやすいのが課題です。
オオバコに少しずつ水を加えていくと、水に触れた面から先にオオバコがどんどん水を吸ってしまうため、
すぐにダマになってしまうのです。
ダマになりにくい一番の方法は、水を絶えずかき混ぜながら少量ずつオオバコを入れることです。
オオバコ→水の順で入れるとダマになりやすいため、
水→オオバコの順で入れます。
また、水をかき混ぜながら少量ずつ入れることで、オオバコを均等に溶かし込むことができます。
ぜひ実践してみてください。
ちなみに、オオバコは不純物を含まない水が一番ダマになりやすいようです。
他のもので代用できる場合には、牛乳など他の液体で作る方がダマになりにくいようです。
それでもダマになってしまった場合には、冷蔵庫で1日ほど寝かせましょう。
寝かせることで水分がゆっくりと行きわたり、ダマが気になりにくくなります。
オオバコはこんなものの代用品にもなる
食物繊維の多さや糖質量の低さが注目されることの多いオオバコ。
他にも相互に代用できるものをいくつか紹介します。
- おからパウダー
大豆から豆腐を作る際、豆乳を絞った後に残る絞りかすであるおから。
これをパウダー状にしたもので、食物繊維が多く糖質量が少ない特性がオオバコによく似ています。
水の吸いやすさではオオバコにかないませんが、おからパウダーもお腹の中で5倍程度に膨らむと言われており、満腹感の得やすい食材です。
- 寒天
藻類の粘液質を凍結・乾燥させたもので、食物繊維が多く糖の吸収を遅らせる特性があります。
水を含むとゼラチン状になり固まる点がオオバコとよく似ており、
糖質量の少ないゼリーや餅などを作る際に代用することができます。
- チアシード
シソ科の植物の種子で、水を含むと膨らみ、種子がゼリー状の成分で覆われるという特性があります。
このゼリー状の成分はこんにゃくにも含まれる食物繊維の一種です。
水を含むと10倍程度に膨らむと言われており、こちらもオオバコと同様、満腹感の得やすい食材です。
オオバコ(サイリウム)と片栗粉の代用換算と注意まとめ
オオバコ(サイリウム)を片栗粉で代用する時の分量、注意点と失敗しない方法についてお伝えしました。
結論をまとめておくと、
- オオバコ(サイリウム)と片栗粉は相互に代用できる
- 代用する際の量はオオバコ1g=片栗粉5g程度が目安
- 片栗粉はオオバコよりもカロリーや糖質が高い
- オオバコは片栗粉よりもダマになりやすい
- オオバコはおからパウダーやゼラチン、チアシードの代用にもなる
ということでした。
是非オオバコを料理に取り入れる際に上記内容をご活用ください。
最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
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