ミュージアムジェルは本当に取れないのか、跡が残らない剥がし方と注意点についてお伝えします。
美術品やフィギュア等の転倒防止、耐震グッズとして支持されているミュージアムジェルは、美術館や博物館、お店のディスプレイにも使われています。
しかし、自宅で使用するとなると環境も管理も同じようにはいかないですよね…
そこで、この記事ではミュージアムジェルは自宅で使っても取れないのか、跡が残らない剥がし方や注意点について詳しく紹介していきます。
ミュージアムジェルとは何なのか?フィギュアの転倒防止に効果大
ミュージアムジェルはフィギュア、コレクション、ガラス、木製品、陶磁器の転倒防止用接着剤です。
元々は博物施設用に開発され、以下のような名のある施設でも使用されています。
- メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
- J.ポール・ゲティー博物館(ロサンゼルス)
シリコン樹脂でできている為、無色透明で展示品の外観を損なわない点や誰でも簡単に取り外しができる点で多くの支持を集めています。
商品の価格は取扱店によって異なりますが、3000~4000円前後が相場のようです。
一瓶(118g入り)で目安として300個以上の置物を固定できるとのことなので、コスパは悪くないですね!
ミュージアムジェルは本当に取れない?口コミをチェック
地震の被害大丈夫?
片付けするなら、ミュージアムジェルおすすめだよー。
美術館で使ってる転倒防止剤
一個買ったら家中固定してもまだ余るぐらい一杯入ってるし、動かす時も綺麗に剥がれるし。大切なコレクションを守ろうな! pic.twitter.com/qePVYiv2XR
— 彩福工芸 じゃっかん。縫わない革細工 (@jyakkan4679) February 14, 2021
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地震大国ニッポンに住む香水好きとしては、
やはりミュージアムジェルが必要なのではと言う結論に至りました。(画像は拾い画) pic.twitter.com/qMOEoktN8t— たなたろ@香水屋 (@scententia) February 14, 2021
ミュージアムジェルの効果についてですが、画像で分かるように、かなりしっかり固定できていますね!
またフィギュアだけでなく、花瓶等重さがあるものにも使えています。
ミュージアムジェルの使い方
ミュージアムジェルの使い方をつけ方と剥がし方に分けて紹介していきます。
コツや注意点をよく確認してから使用しましょう!
ミュージアムジェルのつけ方
- 貼付面をきれいに拭く。
- ジェルを適量手に取り、丸めて製品(対象物)底面に貼り付ける。
- 水平面に製品を置き、上からやさしく押さえつけて約30~60分そのままにする。
- 固定完了!!
とても簡単ですよね^^
また、貼り付けの際にはみ出したジェルは、容器に戻して再利用可能です。
ミュージアムジェルの跡が残らない剥がし方
続いてミュージアムジェルの剥がし方ですが、失敗すると跡が残るので要注意です!
とは言え、コツさえ知っていれば簡単ですよ^^
- 製品を持ち、軽くひねりながら上に持ち上げる(真上に持ち上げない)。
- ジェルは軽くポンポンと叩くように取り除く。
真上に持ち上げず、ひねって剥がすのがポイントです!
動画で分かりやすいものがあったので是非こちらも合わせてご覧ください。
とても簡単に扱えるので、フィギュア好きなら1つは持っていたい商品です。
また、インテリアがお好きな方の災害対策にもとても効果的ですね^^
ミュージアムジェル使用時の注意点
かなり万能そうなミュージアムジェルですが、以下の注意点を守る必要があります。
自宅で使って放置は危険ですよ!
- ミュージアムジェルは2年を目安に付け替える。
- 吸着面が剥げやすい物の場合には目立たない所で試してから使用する。
- 吸水性のない水平面で使用する。
- 極端に重いものやバランスの悪いもの、接着面の小さいものには使用しない。
- 直射日光を避け、冷暗所で保管する。
- 対象物の被害を補償するものではないことを理解して使用する。
基本的な注意点が多いですが、
接着に使うアイテムなので、塗装が剥げたりしないかは特に注意したいですね!
木材への使用は要注意
ミュージアムジェルを木の板に乗せ続けた結果がこちら
やっぱり水分を吸うような素材には使わない方が○っぽいね pic.twitter.com/4XXwEn13zd— もんろー🔥🚒しばらく京都から出ない (@ruki_16_) January 15, 2020
ミュージアムジェルは木材にも使用できるかという点ですが、一応製品の説明には木製品にも使用できると書かれています。
しかし、一方で木材は撥水加工等をされていない状態だと吸水性のあるものに該当します。
実際に調べてみると「変色してしまった」「染みになった」という声が多く見られたので、撥水加工がされていない木材への使用は避けた方が無難そうです。
心配な場合はまずはじっこで少しお試ししてみると良いでしょう。
ミュージアムジェルは高温・劣化で溶ける
ミュージアムジェルは冷暗所での使用が基本となっています。
理由としては、高温になると溶けることがあるからです。
博物館や美術館のような管理はさすがにできませんが、自宅で使用する場合は直射日光が当たる場所は避けた方が良いでしょう。
高温になってしまうのはフィギュアやインテリアにも良くないので、飾る場所の選び方はとても大切ですね!
また、ミュージアムジェルの使用効果の目安は2年程度です。
それ以上使用すると溶ける、剝がれにくくなる等デメリットがあります(;’∀’)
接着する製品のお手入れも兼ねて、劣化する前に交換しましょう!
ミュージアムジェルは取れない!跡が残らない剥がし方まとめ
ミュージアムジェルは本当に取れないのか、口コミや使い方、剥がし方についてお伝えしました。
ミュージアムジェルはフィギュアや装飾品の固定用としてよく使用されていますが、
商品や作品等を写真撮影する際に一時的に固定したり、軽くて小さな家具の耐震グッズとして使っている方もいるようです。
ミュージアムジェルの販売店や代用品については別の記事にまとめていますので、そちらも合わせてご覧ください!
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