国葬の音楽リスト、安倍晋三元首相を見送った演奏・BGMについてお伝えします。
2022年9月27日、故安倍晋三元首相の国葬が執り行われました。
安倍晋三元首相の国葬では、様々なBGMが流れ、厳かな雰囲気でしたね。
演奏により、故人を偲ぶ気持ちを一層かきたてるものになりました。
この記事では、安倍晋三元首相の国葬で演奏された音楽リストについてお伝えします。
自衛隊の演奏曲目や予想しなかった演奏、会場で流れたBGM一覧などの詳細をお伝えします。
国葬会場の音楽隊の演奏:「悠遠なる皇御国(すめらみくに)」
安倍元首相 国葬に自衛隊の儀仗隊1390人が参加、日本武道館より生中継https://t.co/cpUP5cXLCU
敬礼して迎える「と列」、空砲を19発放ち弔意を表す「弔砲」、音楽隊による「奏楽」などが実施される。半蔵門駅近くの九段坂公園に設置された一般献花台には朝から長蛇の列も。#安倍晋三 #国葬 pic.twitter.com/pKxirM1vK4
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) September 27, 2022
陸上自衛隊中央音楽隊が演奏した『悠遠なる皇御国(すめらみくに)』。
皇御国とは、日本そのもののこと。
日本が誇る長きにわたる皇室の伝統と文化、平和への祈りを込めた楽曲です。
日本を愛し、日本のために自身の健康を犠牲にしてまで総理大臣として活躍なさった安倍晋三元首相。
一時は持病により総理大臣の職を辞することもありましたが、再び総理大臣に就任し、外交でも力量を発揮してくださいました。
誰よりも日本という国がより良くなるよう、リーダーシップを発揮してくださった安倍晋三元首相。
そんな方をお見送りするときにぴったりの選曲でしたね。
国歌演奏:「君が代」
国歌は打楽器無しか。#国葬 pic.twitter.com/UtaiR1yLB2
— みたま (@mitama_) September 27, 2022
松野官房長官が開式の辞を述べた後、国家が演奏されました。
安倍晋三元首相が誘致に尽力した東京オリンピックでは、歌手のMISIAさんが独唱なさいましたね。
安倍マリオなど、フレンドリーな安倍晋三元首相の姿も筆者には浮かんでしまいました…。
黙とう時の自衛隊による演奏:「国の鎮め」
黙とうの際に流された音楽は、「国の鎮め」です。
葬送式、戦死者への慰霊などや慰霊祭において、度々演奏される曲です。
厳かで静かなメロディーなので、故人の魂のご冥福をしっかり祈ることのできた人も多いことでしょう。
安倍元首相本人のピアノ演奏:「花は咲く」
国葬にて、安倍晋三元首相の生前の姿の映像のBGMとして、「花は咲く」が流された場面では、涙が止まらない人も多かったでしょう。
会場に流れた「花は咲く」は安倍晋三元首相ご本人がピアノの演奏をなさったものでした。
この曲は、2011年3月11日の東日本大震災の復興を応援するチャリティーソングとして誕生し、様々なピアニストもピアノ曲として披露しています。
辛いとき、苦しいときも前を向いて頑張ろう、前進しようと国民のために尽力してくださった安倍晋三元首相のお人柄が偲ばれる選曲でしたね。
国葬で流れたBGM・音楽リスト
安倍総理の国葬儀に参列いたしました。
御功績を振り返る映像が流されました。総理自ら演奏するピアノにあわせて政策的成果を振り返るとき、思わず胸にこみ上げるものがありました。厳かに心静かに感謝の気持を捧げられました。
国民の皆さんに様々な意見があったことは、重く受け止めます。#国葬儀 pic.twitter.com/46SnUHA8AT— 岩田かずちか@衆議院議員・自民党・佐賀1区 (@Kazuchika_Iwata) September 27, 2022
国葬では、BGMとして様々な音楽が流れました。
確認できたものをご紹介します。
- ドビュッシー『月の光』ベルガマスク組曲第3曲
- ベートーベン ピアノソナタ第8番『悲愴』第2楽章
- ドヴォルザーク 交響曲第9番『新世界より』第2楽章『家路』
- シューマン『トロイメライ』
- ショパン『別れの曲』
- ジュール・マスネ『タイースの瞑想曲』
- ジョルジュ・ビゼー『アルルの女 第2組曲 メヌエット』
- モーリス・ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』
- マスカーニ 歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』
- グルック『精霊の踊り』
- モーツァルト『ラクリモーサ』
- ベートーベン 交響曲第6番『田園』
- ありがとう いきものがかり
- 川の流れのように 美空ひばり
- 千の風になって 秋川雅史
- いつも何度でも 木村 弓
- 涙そうそう ビギン・夏川りみ
クラシックからJ-POPまで、幅広いジャンルの音楽が国葬に花を添えました。
「ありがとう」が流れたときには、昭恵夫人が涙を拭う姿が見て取れたとか…。
おしどり夫婦として有名だった昭恵夫人も、安倍晋三元首相への感謝の気持ちで思わず涙してしまったのではないのでしょうか。
カヴァレリア・ルスティカーナは相応しくないと批判あり?
国葬の献花のときに流れたBGMのなかの一つ、 カヴァレリア・ルスティカーナはSNS上でも賛否両論がありました。
国葬で今流れているカヴァレリア・ルスティカーナとかどうなのですか💦
不倫をテーマにした歌劇なのに😨— くらた@さな (@kodocha_sana) September 27, 2022
葬儀の場で一々選曲にケチをつけるなって意見を見かけたけど、それにしたってカヴァレリア・ルスティカーナはアウトだろうよ〜お話知ってる人多分ドン引きだよ〜
— μ💎 (@fgbsn0622) September 27, 2022
国葬でカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲が流れたらしいが、選曲した人はオペラの筋書きをわかってやったならものすごい皮肉というか、そうでなければ単なる阿呆か。でも静かで厳かな雰囲気のクラシック、しかも宗教抜き、という縛りなら消去法で選ばざるを得ないのか。
— leon (@leon_cl) September 27, 2022
“国葬”で流れるとされる『カヴァレリア・ルスティカーナ』って、元カレとの浮気がバレて決闘に発展、元カレが殺されるオペラなんだけど…。
安倍氏が好きだったという『ゴッドファーザー』で使われてたから流そうくらいの理由だとは思うけど…。 pic.twitter.com/m7J5kygJ5q— yuki (@Yuki_C_Scott) September 27, 2022
カヴァレリア・ルスティカーナは、ピエトロ・マスカーニにより作曲されたオペラ曲です。
批判されている理由は、このオペラ劇の内容が三角関係のもつれから主人公トゥリッドゥが決闘の末、死をとげるというものだからです。
オペラの筋書きを考えると、安倍晋三元首相の国葬にはふさわしくない気もしますね。
カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲は葬式の音楽としては昔から人気曲。冒頭の旋律が劇中の賛美歌から来ていることや、劇中で演奏される状況を見れば別に不適切でない。
— Sonetto Classics CEO (@SonettoClassics) September 27, 2022
この厳粛さ、静寂。
黙祷時に「音の出るもの、持ってきて」とは、ガキと常識人の違い。ああ、昭恵夫人の献花にカヴァレリア・ルスティカーナが! 百田先生、絶対泣いておられるな… pic.twitter.com/iXVUbgwR7l— 徳岡直樹 Naoki Tokuoka (@TokuokaNaoki) September 27, 2022
国葬でカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲が流れたが、ちょうど昭恵夫人が献花に向かったところで中間部の有名なメロディに差し掛かったのちょっとうるっと来そうだった
— פטרוס(ぺーちゃ) (@PyotrPorfirevic) September 27, 2022
しかし、カヴァレリア・ルスティカーナは葬儀で使われることもあるため、擁護する声も見られました。
旋律の繊細さ、静かな雰囲気の演奏はオペラのストーリーとは関係なく国葬のムードを高めてくれましたね。
選曲一つとってもこれだけ賛否両論が沸き上がるほど、国民が国葬に注目していたということでしょうね。
国葬で流れた音楽・BGMまとめ
国葬の音楽、安倍晋三元首相を見送った演奏・BGMについてお伝えしました。
内容をまとめると、下記の通りです。
- 自衛隊による演奏曲目は「悠遠なる皇御国(すめらみくに)」
- 国歌演奏「君が代」
- 黙とう時の自衛隊による演奏は「国の鎮め」
- 安倍元首相本人のピアノ演奏映像は「花は咲く」
- その他BGMについて
- カヴァレリア・ルスティカーナについてはSNS上でも賛否両論あり
日本のために尽力してくださった、安倍晋三元首相の国葬が無事に執り行われました。
空の上から安倍晋三元首相も音楽を楽しんでくださったことでしょう。
演奏なさった自衛隊音楽隊の皆様、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。
最後になりますが、安倍晋三元首相のご冥福をお祈り申し上げます。
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